2015年1月21日水曜日

バイトウ in 大白倉

遅くなってしまいましたが、大白倉のバイトウのお話。


「おけましておめでとうございます」の終わりごろ、小正月。
1月14日、十日町の大白倉地区、バイトウと言う伝統行事へ行って参りました。



       奇祭。



もともとは、地域の子供たち担当の行事でした。
だんだん子供が減り、消滅の危機に。

1年だけ、中止の年をはさみ、
翌年からは大人たちの手でバイトウをつくり、伝統を守り続けてます。



さて、バイトウって何か...。

雪原の上に、直径10mくらいの小屋を、ケヤキ(?)とワラ(?)で作ります。
それを、”バイトウ”と呼びます。

バイトウの中で、火を焚き、囲んで、日本酒を飲んで、スルメを焼いて、トン汁を食べる。 

そんな穏やかなひとときをバイトウの中で過ごしたのち、

五穀豊作を願って、バイトウを燃やします。

その燃え方で、今年の豊作をうらなうのです。




       奇祭。




今年のバイトウ。

 
バイトウの中を、上からのぞいて見ました。
みんなで火を囲んで、楽しいひととき。



















そして、いざ点火。
ちょっと、危険。



















おーっ。 燃えている。





















この燃えっぷりなら、今年は豊作に間違いない。


なんか、去年より、きれいに燃えてるなと思ったら、
きっと、雪が降ってなくて、ワラが乾いてるからかなって。

なるほど。



去年、初めて、このバイトウを見て、
今年は、11月に材料の木を伐りに来たし、
来年は、いよいよ、バイトウ制作だな。










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